ContextCaptureユーザーガイド

インスタントローディングシーンファイルのエクスポート

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「インスタントローディングシーンファイルのエクスポート」は、ContextCapture Centerエディションのみの機能です。ソフトウェアのエディション」を参照してください。

たとえば数百タイル以上から成る大規模なモデルの場合、S3Cシーンファイルが標準のままだと効率的な3D表示ができない場合があります。Web公開をしている場合は特に、スムーズな表示および操作が困難なことがあります。

そのため、即時表示可能な形式でファイルを生成できるようにしています。

この機能を使うと、以前そのモデルを表示した際に使われた特徴的および代表的なタイルに、特定のLOD、高さと角度のモーション制限などの設定を統合したファイルが生成されます。

インスタントローディングシーンファイルの読み込み開始直後の様子

この機能が適しているモデルは、目安として50タイル以上から構成されるモデルで、かつタイリングモードが2次元(整列平面グリッドのような分割方法)のモデルです。

インスタントローディングシーンファイルのエクスポート画面

出力ファイル

出力するS3Cシーンファイルのファイル名を入力します。

出力ファイルは入力シーンと同じディレクトリに保存する必要があります。

注記: 出力されるシーンファイルと一緒にA3Dファイルも作成されます。A3Dファイルは3D表示に必要です。

オプション

最も低いレベルのLODをスキップする

表示に使うLODとして、最も低いレベルのLODを定義します。

最低レベルのLODを省くことで、最適なレベルでの読み込みが可能になります。

警告 - 省くレベルが多すぎると表示のパフォーマンスに支障が出ます。

LODの最初のレベルは、そのシーンのタイルに対応するLODで設定してください(たとえば、L16はタイル"Tile_+000_+000_L16_00.a3d"に対応しています)。「LOD命名規則について」も参照してください。

このチェックボックスをオフにすると、最も低いレベルのLODも使用可能になります。

最小高さ制限

カメラの最小高さに制限を設けます。

モデルへの接近が制限されるため、細部までは拡大できなくなります。

距離/角度制限

特定のナビゲーション制限を有効にして、一度に表示されるデータ量が多くならないように表示距離や表示角度の許容範囲を制限し、最適な性能を確保します。

モデルへの接近制限として考慮するシーンの最小の高さを入力し、また、モーション制限の調整のために最大表示距離を入力すると、表示させる部分(当該モデルにおける象徴的および代表的なタイル)にも同様の制限が適用されます。

インスタントローディングシーンファイルの表示とモーション制限は、大きな変化のあるレリーフを含むエリアには適していません。